隣の一番星




一瞬部屋が凍りついた。






「ん?うふふふ。空耳かしら」






そう言ってまたさっきのように声を揃えて笑う。







『嘘じゃねーよ。別に信じなくていいけど』







するとやっと信じたのか、今度は三人声を揃えて叫んだ。







「「「えーーーーーーー!!」」」







なんだよみんなしてそんな驚く事無くね?





「うそ、直樹彼女できるの!?」






母の言葉にイラっとしながら、テーブルに並べられた唐揚げに箸を出す。






「やだあー、私の直樹君がー」





なんていう冗談をいつものようにシレっと言ってしまえる奈実乃母。






「そ、そーなんだっ。おめでとっ」





奈実乃の引きつった笑顔。
何が言いたいのかだいだい分かる。






あれ?
こないだ私の事好きって言ったよね。
それなのに彼女できたの?






とか、そういう類だろ。






俺はそのままお箸を進めて夜ご飯を食べた。