隣の一番星




結局、俺が入ったのはサッカー部。
元々小学校の頃はサッカーをやっていたんだ。


それに奈実乃のやつもサッカーしてる人が一番かっこいいとか言ってたしな。




「直樹、サッカーにしたのね」




廊下ですれ違いざまに話しかけられる。




『おう』



学校での会話なんてその程度。
別に構わねーけど。



「ちょ、なみちゃん!今の人なに?彼氏!?ちょーかっこいいんですけど!」



かっこいい?
俺のこと?




「違うよ、ただの兄妹みたいな幼馴染だよ」




ただの兄妹みたいな幼馴染、か



嬉しいのか、悲しいのか。
ううん、悲しいなこれは。


恋愛対象にすらなれてないってか。



今はそんなんでもいつかはって、そんな考え今までに何度繰り返してきただろうか。



俺ってキモいぐらい女々しいな。



やめやめ、奈実乃の事深く考えるのは今日で最後。
今まで通りでいいじゃねーかよ。