隣の一番星




「私、幸せ過ぎて死にそうだよ!どうしよ!夢じゃないよね!?」






バシバシと俺の腕や足を座布団で叩き始める。







『痛えよ、何すんだよ』


「痛い!?夢じゃないや!!」








文字じゃ表せないような声を上げながら抑えきれない嬉しさを表現する。





なんだこいつ嫌味か?








俺もついこないだお前に告白したよな?






してない?







もしかして、あのキスと一緒に消された?







「どうしよ本当!大好きな人に告白されるなんて初めてだよっ!!」







そりゃ、俺の事大好きじゃないからな。
初めてだろうな。







諦めるって、もう堅く決心したよ?



それでも、そんなあの日の俺の勇気を踏みにじられて平気な訳が無い。







「直樹、なんでそんな普通な反応なの?ここはおめでとう、でしょー?」






お前に彼氏ができて平気でいられる訳が無いだろ。






でも。







『良かったな。』


「うん!想い続ければ叶うって本当なんだね!」








そういった、奈実乃の言葉には何も言うことができなかった。