隣の一番星




「でねー!今日はねー!」





暑い中の夜のベランダトーク。
蚊にたくさん刺されて痒いのを我慢しながら奈実乃の話を聞く。






「先輩とねパス出し出来たの!それで詳しくアドバイスまでくれたんだよ!」


『ふーん。良かったじゃん』






いいさ。
どうせもう聞き慣れたんだ。
それに、先輩には彼女いるみたいだし。






「それからね!!!これやばいよ!!今度先輩が勉強教えてくれるの!!」






え、おい。
彼女いるんだろ?
プライベートで会うとかおかしくね?






遊び人の危険性は………?






『いいか、よく聞け。勉強教えてもらう時、図書館にしろよ?』


「えー、なんで?先輩の家がいいー!」


『ばっ!ざけんな!家はぜってーダメだかんな!!』






そう言い放って部屋に入り、ベランダの窓を閉める。





おいおい、まじで家でお勉強とか勘弁。
それだけはどうか避けてください、神様。