隣の一番星




「じゃじゃーん、どーかなー?」





夏祭り、当日。
マネージャー三人は綺麗な浴衣に身を包まれていた。







「かわいーじゃん」


「テンション上がるわー」






西田と沢村はすごいノリ気だ。






「ね、どうかな?岡田くんっ」






確かに、よく見たらマネージャーは三人とも綺麗な顔立ちだと思う。



別に浴衣でなくても可愛いことに変わりはないと思う。






でも、可愛い女子が目の前にいてもなぜか思い浮かぶのは奈実乃の顔。






〝どう?可愛いでしょ?〟







俺と行くわけでもないのにそうやって毎年のように浴衣姿を見せてくる。






〝可愛いに決まってんじゃん〟





心の中でしか、言ったこと無かったや。






「ねえ、聞こえてる?岡田くーん!」



『わりい、みんな!俺行かねーと!!』







五人揃って、え!?と合唱。



俺はやっぱダメなやつだわ。
決意も簡単に崩れちまう。





奈実乃の事、まだ諦めれそうに無いや。