隣の一番星




部活中、何度も何度もさとしの言葉が頭をよぎった。






自分でも分かってるさ。
報われない想いだって事。





思い続ければ必ず叶うって昔聞いたことがある。






俺は何年思い続けてきたんだろ。
思い続けるって、何年経てば叶うんだ。







よし、決めた。
俺、大人になろう。





いつまでも子供の頃からの気持ちに執着してないで、今まで見てこなかった他の女子たちも眼中に入れよう。





そうすれば、さとしにも心配かけなくてすむし、奈実乃にも迷惑かけなくてすむ。






部活後、サッカー部のマネに俺は昼間の返事をした。







『祭り、俺も一緒に行かせてもらうわ。』






そう言うと、マネージャーは跳ねて喜んだ。




俺の小さな言動一つでこんなに喜んでくれる子がいるんだ。
嬉しいことじゃないか。





もお、奈実乃は俺の中でただの幼馴染だ。