披露宴が始まって、色んなプログラムが進んでゆく。
美味しい料理にたくさん埋め尽くされたテーブルは白いテーブルクロスで飾られている。
兄の同級生たちが兄の元へ近づいて行き、二人を茶化す。
「もう一回チューしろー」
「ほらほらチュー」
「しやんわ、アホ!」
まるで小学生のように楽しそうで、幸せそう。
千香子さんも隣で楽しそうに微笑んでる。
あそこに奈実乃と二人で座れたら、これ以上の幸せは見つからない。
今までずっと想い続けてきたんだ。
諦めようとした自分がほんとにバカだった。
今、奈実乃には付き合ってる人も好きな人もいないんだ。
俺の一生の想いを叶えるためには今しかない。
幼き頃の二人の約束も。


