隣の一番星




『おい、さとし。お前バスケ部だろ?』




朝、学校に着くとさとしの髪は明らかに朝練をしてきたと分かるほど汗で濡れていた。





「そーだけど。知ってんだろ?なんだよ今更」




さとしは馬鹿にするような、奇妙がるような目で俺のことを見てくる。





『一個上の、涼介?とかいうやつどんなやつ?』




俺がそう問うと、さとしの目は光を帯びた。




「涼介くんはなー、めちゃめちゃバスケうまくて優しい紳士的な人だ!」




まるで自分の自慢でもしてるかのようだった。





「そんでもって、俺の憧れの先輩!あんなカッケー人だから超モテるぜ!」





少し、や、かなりビックリした。




背が高くて、運動神経良くて、優しくて、紳士的な人。





おいおい、やめてくれよな。
最大のボス登場かよ。





「俺、夏祭りまでに彼女つくりてえ!」




さとしが叫ぶ。





夏祭りか。
思い出す夏祭りは小五の頃のだなー。