隣の一番星

瞳を開く空。
そして笑顔になり、口を開く。





「やっぱり。だったらさこれから頭の中私だけにしてあげる!」






俺が最低な事をしたのにも関わらず、むしろ喜んだ表情でそう伝えてくる。





「新しく彼女つくってまで忘れたいなら、忘れさせてあげるよ!私の事好きにさせてみせるから!」






両手を握ったまま、空は精一杯の笑顔を俺の目に投げつけてくる。





涙が出そうになった。





その瞬間、無意識に俺の口から言葉が出ていた。






『別れよう。』






俺は本当に間違ってた。
恥ずかしくなる。





「えっ!私、変なこと言っちゃった!?」




『違うよ。今から俺の話聞いて欲しい。』




こんなに真っ直ぐにきてくれるすごくいい子。
そんな子を利用なんて、何やってんだ。




「うん」