「お外、真っ暗だー!」







隣り合わせの家。
そして、隣り合わせのベランダから眺める同じ夜空の一番星。







『僕、奈実乃が好きだよ』





「私も!私、大きくなったら直樹と結婚するってお星様に誓う!」





『だったら、僕は奈実乃の事幸せにするってお星様に誓うよ!』








幼き日に一番星に誓った言葉も、所詮は純粋なただの口約束。






そんな約束、君は覚えてるわけないだろうね。