ピーンポーン


崇光「未羅。
ちょっと来て」



未羅「ぬぁー?
崇ちゃん珍しいね?
お仕事おやすみなのぉ?」



崇光「日曜だからね。
休みだよ。」


未羅「そっかぁ。
なんか、持ち物わぁ?
あるますですかぁ?」



崇光「ううん。
なにも持たないで良いよ。
どこ行きたい?」



未羅「公園。
崇ちゃん。真面目な話したいんでしょ?
真面目な話の時は無意識に公園行っちゃうもんね。」



崇光「うん。
ここは、未羅との思いでの場所だからね。

覚えてるかな?

おれが、ちょうど20年前に言ったこと。」



未羅「ん?

もしかして、未羅がお姫様になるから崇ちゃんは王子様になってね?ってやつのことぉ?」


崇光「おしい。

けど、そのあとだよ。
それは、未羅が行った言葉だから笑笑」


未羅「わかったぁ!

おれが、お姫様を守るから結婚してください!だ!

そうでしょ?」



崇光「そうだよ。」


未羅「でも、崇ちゃんのお姫様は沙織さんだもんね!

未羅、振られてんじゃん笑笑」


崇光「沙織とは別れたよ。

俺のお姫様は、未羅だけだから。


だいすきです。


付き合ってください。」


未羅「崇ちゃん!
冗談やめてよー笑笑

崇ちゃん未羅許さないよー!」



ギュッ



崇光「はぁ。
いつまでそうやって、子供扱いするつもりなの?
俺も、未羅も、もう良い年した、大人。
わかる?

せっかく真面目に話してるのに。」



未羅「崇ちゃん!?
離してー!

抱きつかないでよー!

捕まるよ!?」


崇光「未羅のためなら捕まっても良い」


未羅「!?
崇ちゃん!

言ってることわかってんのぉ!?

ねぇ!


離して!


たか!


かつらぎ!

たかみつ!」




崇光「離してほしいなら振りほどけば。
未羅の力なら楽勝だと思うよ。」
 


未羅「出来ないよ。

だって、冗談だってわかってても。

より戻せないってわかってても。

他人のものってわかってても。

崇ちゃんのこと大好きだもん。

あなたが欲しくてたまらない。


ずっと、、、


くっついていたい。」