おれは、彼女に一生の大きな怪我をさせてしまった。

だから責任をとらなきゃいけない。

沙織の両親は、もう他界してる。

だから、沙織の左手が動かないことは誰も知らない。

おれは、俺の将来の為に秘密にしてほしいと頼んだ。

その代わりに結婚すると言ったんだ。

当時付き合っていた、未羅と別れて沙織と婚約した。

ごめんなさい。

本当に申し訳なく思ってんだ。


けど、俺の好きな人は未羅だから。


だから。


みんな頑張ってるから。


俺も、頑張ろうかな。



待っててね。


未羅。