私達の中という『世界』で… 生き続けてるんだよ。 「だから、お姉ちゃんは死んでなんかないよ? 想い出はその人と自分を繋ぐもの。 会いたいときは会えるよ 想い出がある限り。圭ちゃんがいる限り。 だから………」 私が次の言葉を言う前に 圭ちゃんは私の前で泣いてくれた。 かっこいい顔が台無しになるほど むちゃくちゃになりながら、 子供みたいに、今まで我慢していたものが すべて出て行ったみたいに。 泣いてくれた。 「…だからね?“笑ってよ圭ちゃん。”」