「あ~待ってよ愛っ!」


「うふふ待たないよ~」



だけど、私、よく立ち直った。



圭ちゃんの時間は止まっているけど、
私は自力で時間を進めた。



お姉ちゃんが死んだときは
全く実感がなかった。



まだ幼すぎたのかな。

私は。


中学3年生だったんだもんね。



「……愛~!行き過ぎ~」


「あ!ごめんごめん!
ボーッとしてたっ」



私はあははと笑い少し戻って教室に入った。