あの夢の中の圭ちゃんは、
とっても笑っている。
今の圭ちゃんからは想像も出来ないくらいに。
目がなくなるほどに、
口が裂けちゃいそうなくらいに
顔がシワだらけになっちゃうほどに………
圭ちゃんは笑う子だったんだよ………
「…圭ちゃんの笑顔、取り戻してあげたいな。」
「え?」
私がボソッと呟いたことに
まつりは気づき少し変な顔をしていた。
「ううん。なんでもない!
そろそろお昼休み終わるね!戻ろっか!」
私は勢い良く立ち上がり、
校内へ戻った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…