1時間ほどヨウくんと話してたんだ… とケータイの時間を見て思った。 私…最後笑えてた。 ヨウくんはやっぱり元気の素だ…… 「……ありがとう…ヨウくん」 私は、また空を見上げて そう呟いた。 ヨウくんに届けばいいと。 「……なよ!…」 …? 歩いていると細い路地の奥から 誰かの怒鳴り声が聞こえた。 私は怖かったけど、 気になって覗いた。 ……っ! 「…け、圭ちゃん……!」