翌日の放課後、 まつりが部活へ行ってしまい、 私はまた見に行った。 「…あ、圭ちゃん…」 体育館の前に立っている圭ちゃんを 見つけた。 …圭ちゃん… 私は圭ちゃんに近づいて 話しかけようとしたけど、 私の足がすくんで動かなくなった。 「…け、けい…」 「圭吾どうした?」 私が声を発したと同時に、 由奈ちゃんが圭ちゃんの名前を呼んだ。