家族以上に一緒に居た。 私達幼なじみ。 圭ちゃんはずっと、 お姉ちゃんに恋心を抱いていた。 だから余計。 圭ちゃん……好きだったんだもんね。 お姉ちゃんの事。 「…あーい!戻らないの?」 「あ、も、戻る!」 「…愛。」 私がそう叫んだ時、 後ろから名前を呼ばれ振り返った。