【完】私なりの愛のカタチ。






誰もがそばにいてくれて、
私は、幸せなんだと
気付かされる。



「みんな…ありがと」



私はそう言って眠りについた。



圭ちゃんが関西に行ってから、
数週間が経った。

私はもっと落ち込んだり
泣いたりするかと思ったけれど、


まつりや、ヨウくん、
湊くんがそばにいてくれた。


私に落ち込んだり泣いたりする暇を
与えてはくれなかった。



今日から新しい学年になり、
新しい教室へ向かうと、
まつりとヨウくん、そして湊くんが
同じクラスで。


「おはよー!!また同じクラスだー!」


まつりは私を抱きしめそう喜んだ。


私ももちろん嬉しかった。
だからぎゅっと抱きついた。