突然まつりの後ろに 湊くんが現れてまつりの目には涙が浮かんだ。 「…ごめん…まつり」 ……っ! 「まつり、良かったじゃんっ!」 「愛ちゃん、まつり借りてもいいかな?」 「もちろん!どうぞっ」 「愛ちゃん、僕もそばにいるよ。 寂しかったら呼んでね。 僕とまつりが一生懸命笑わせてあげる」 「うん!ありがとうっ」 私がそう言うと湊くんは 嬉しくて泣いているであろうまつりの 肩を抱いて歩いて行った。 「…私はひとりじゃないね、 まつりも湊くんも…私のそばに居てくれる。」 私なら大丈夫。