「愛」 「ん?何?圭ちゃん」 「華のお墓に寄って行ってもいいかな」 「え?あ、うん…いいよ」 今日行こうとしているレストランは お姉ちゃんのお墓の前を通るらしい。 「…着いた。命日以来だな…」 「そうだね」 お姉ちゃんのお墓の前に私たちは並んだ。 すると、圭ちゃんが、 お墓の前に座り込んだ。 「華……久しぶり。 俺は関西の大学に進みます」 圭ちゃんは淡々と出来事を話しだした。 そして話の最後に…。 「…そして、俺は愛が好きです。 愛を幸せにします」