「…圭ちゃん…っ」


「ごめん、もう少し」


圭ちゃんはそう言って
抱き締める腕を強めた。


暖かいよ…
暖かすぎるよ…


「…うん…」



しばらく…圭ちゃんの腕の中に居た。


心地よくていつの間にか
眠ってしまっていたようで。

圭ちゃんも私を抱き締めながら
眠っていた。



「…圭ちゃん」


「寝ちゃってたな」


「うん…」



そして
どちらからともなく、
触れるだけの小さなキスをした…