【完】私なりの愛のカタチ。





「何言ってんの?」


「え?」


「俺の帰ってくるってのは、
迎えに来るよって言ってんだよ?」


「え?は?どういう意味?」


意味がわからない…
頭の中が混乱してきた……!


「確かに今でも華の事は好きだよ。
けど…それ以上に愛に惹かれた。」



………っうそ……



私は口元を両手で隠して
涙という名の嬉しさと驚きを
溢れさせた。


「…正直、愛のことをずっと好きだと思っていたわけじゃないけど、
華の事で落ち込んだ俺を
一番苦しいはずの愛が守ってくれて。

嬉しかったんだよ。」



……圭ちゃんっ



「愛…ちゃんと迎えに来るから。
4年間待っててくれるか?」



……っ当たり前じゃん……



泣きすぎて声にならなくて、
コクコクと頷き続けた。