……ヨウくん…っ ヨウくんの気持ちに 応えられない自分が悔しくて、 部屋に閉じこもって頭を抱えた。 「……私…もう、言わなきゃ…」 圭ちゃんに言う。 どんな結果でもいい。 幼なじみの境界線を超えるんだ。 超えたらもう、戻れない。 私は次こそはと、決めて、 拳を握った。 今の気持ちを素直に、 圭ちゃんに言う。 「……私もいつでも 圭ちゃんから離れられるようにしなくちゃ……」 そう決めて、 夕飯も食べずに眠ってしまった。