それから時が経ち、
12月も残り3日に迫った。


あのクリスマスは二度と忘れられない。
自室で圭ちゃんからもらった3人で写った写真を眺めた。



「お姉ちゃん、圭ちゃんが前に進んでるよ。
圭ちゃんは前に進んでるのに…
私は圭ちゃんから離れられない。
離れたくない…」



あーもう。どうすればいいの。

自分が分かんないよ…


ピリリリ…



「あ、電話だ」


私はベッドに置いてあったケータイを手に取り
電話に出た。



「もしもし」