「アイスコーヒーとカフェオレで」 由奈ちゃんが注文してくれた。 そしてまた口を開いた。 「圭吾、相当来てるみたいね。 心にグサッと……」 「…ですね…」 「でも良かった」 「え?」 「泣いてたじゃん?圭吾。 最近さ、無表情だったアイツが泣いてたんだよ? 感情があってよかったなってね。」 泣いてたんだ…圭ちゃん…。 私は気づかなかった。