【完】私なりの愛のカタチ。





諦めずにずっとそばにいてよかった。



圭ちゃんがこんなにも私を見てくれた。



圭ちゃんのそばに居るのが
私でよかったんだ……。



私はそれだけで、

ただそれだけで、



幸せだった。



お姉ちゃんが死んでしまってから
私達の間に
目に見えない何かがあって、



それが今、


たった今取れて本当の気持ちを
さらけ出させたのかもしれない。



「…圭ちゃん…」


「ん?」



圭ちゃんは、軽く親指で私の目を触り、
私の目線に合わせてくれた。