「…もう平気なのか?」
「え?あ、うん!保健室で寝てたから…!
圭ちゃんは?もう平気?」
「俺も平気。ていうか、
愛が、そんななのって、俺の所為か?」
圭ちゃんは少し震えながら
そう言う。
「え?そんなことないよ!
圭ちゃんの所為なんかじゃないよ!
私の体調管理不足なだけだよ!」
「…俺のために…
俺を笑わせるために…
毎日考えてるんじゃないのか?
愛が苦しんでる事俺知ってるよ」
圭ちゃんは、私の歩く道を塞いで、
私の前に立った。
………
「…考えてるよ。でも、苦しんでなんかないよ?
圭ちゃんが笑顔になってくれるなら、
私何でもする!」
圭ちゃんが望むことで
私ができる事なら………
なんだって。



