「…愛、走んなよあんまり。」 「え?どうして?」 「コケるし…」 確かにすぐコケちゃうけど…… 「今日は特にダメだ。 体調良くないんだろ?」 ……え! なんで知って……… 「…ど、どうして……?」 「…保健室に居ただろ?」 「……知ってたんだ…」 私は髪を耳にかけながら 俯いた。