お姉ちゃんが帰ってきてくれるなら 捕まってでも 運転手を私のこの手で殺したい。 でもそんなことしてもお姉ちゃんは 戻らない……… 「あ。」 突然…由奈ちゃんが声をあげた。 「どうしたんですか?由奈ちゃん?」 「圭吾が来てるのよ」 「え…?」 由奈ちゃんが言った通り 圭ちゃんがお姉ちゃんのお墓の前にいた。 「少しの間、圭吾と華だけにしてあげる?」 そういう由奈ちゃんの提案で 私達は近くのカフェに入った。