「……んっ」 私はあの夢を見てすがすがしい気持ちで 目が覚めた。 さっきまでだるかった体が すっきりしていた。 「…愛ちゃん!起きた?」 そう言って静かにカーテンを開けたのは、 ガク先輩。 ず、ずっと居たの…!? 「…あ、はい…」 「体調はどう?」 「もう大丈夫です」 「よかった!じゃあ、 まだ圭吾起きてないから、 教室戻りな!」 「はい…ありがとうございました。」 私は圭ちゃんが目を覚ます前に 保健室を後にした。