「…次の学校でも、頑張ってください…! 三上先生なら大丈夫です!」 先生は頷いて、 バスは走って行った。 先生と別れて、 家に帰る道をゆっくり歩いた。 バスの中で先生は教えてくれた。 本当は卒業してから告白するつもりだった事を、 そして お姉ちゃんの手紙の最後に 《先生…大好きです。 もし、あたしと同じ気持ちなら、“華”と呼んでください》 そう書かれていたらしい。