「先生……お姉ちゃん嬉しいと思います。」 「え……?」 「だって、両想いになれたんですよ…? お姉ちゃんが喜ばないはずなんてないです。」 「……そうだといいな…」 そう言った先生は凄く、切なそうだった。 もし、お姉ちゃんが今生きていたら。 どんな世界だっただろうな………。 なんて思いながら服の裾をきゅっと掴んだ。 そして、それから少しお話をした後、 私が降りるバス停に着き、 先生とは、本当のさようならをした。