「…もう、2年も経つのか… 早いね……」 練習の服から制服に着替えた由奈ちゃんと お姉ちゃんのお墓がある所に向かった。 今はその場所に向かうためのバスの中。 「はい…早いです…」 「そういえば、圭吾も行ってるの?」 「多分…来てると思います。 去年、花束が置かれていました。お墓に」 「そっか…… 圭吾はまだ立ち直ってないみたいだよね。」 やっぱり、圭ちゃんの笑顔を知っている人たちは 圭ちゃんの様子に気づいている。