【完】私なりの愛のカタチ。







でも、私の願いは
叶うことは無かった。



お姉ちゃんからのカミングアウトを
聞いてから数日で、



何も知らないお姉ちゃんは
私たちの家に遊びに来ていた圭ちゃんにも



私に言ったのと同じように
伝えてしまった。





案の定、


圭ちゃんは……




『…そっか。よかったな…華』




そう言って先生とお姉ちゃんの恋を応援した。




その時の圭ちゃんの顔を
お姉ちゃんは知らないでしょう?





すっごく、涙を我慢して
辛さを我慢して……笑ってたんだよ……?