【完】私なりの愛のカタチ。






それから時間が少し経って
放課後になった。



まつりは部活であるバレー部に行ってしまい、
私はいつものように少し遅れて、
まつりのバレーの練習を見に行った。



「愛ちゃん!やっほ~
いつも来てくれてありがとね~」



体育館に着いた時後ろのほうから
声をかけられて振り返ると
バレー部のキャプテンである、
中野由奈(なかのゆな)ちゃんだった。



由奈ちゃんは、お姉ちゃんの同級生で、
バレー部も同じでお姉ちゃんの大親友だった人。



妹の私にも優しくしてくれる
もうひとりのお姉ちゃん的存在の人。




「そういえば今日、華の命日よね?」