「オレ、そんなことで、
落ちこまないよ!それに諦めてないから。
だからといってこの前言ったみたいに、
強引にするつもりもないから…!
だから永瀬悩まなくていいよ」



………ヨウくんはエスパーなのか!?



「え?なんで…?」


「後ろから見てたら
そわそわしてるから
永瀬が悩むのは好きなヤツのことか、
こういうことなのかな?と思っただけ」



……ヨウくんは見てくれてるんだ。


私を。私のことをちゃんと。



「…似合ってるよ…!ネックレス」



そう言って授業中にも関わらず、
サラッとカッコイイことを言ってくれる。