高校生は難しい


「ねぇ、彼女!俺とラブラブランデブーしない?」なんて誘ってくる男なんてこんなご時世いるわけない、うん、そう、いるわけ…ないよね…

「しつこい!姫は今から学校に行くの!遅刻したらあんたのせいよぉ!」

ナンパ男にキレている女の子らしい女の子がいた

普通はここで

イケメン参上→ナンパ男を倒す→女が恋におちる→次第に惹かれ合う→付き合う→ハッピーエンドとなるはずだ

少女漫画や恋愛小説のありがちなシチュエーション、女の子なら誰もが1度は憧れであろうそんな場面だ

ならばなぜ、イケメンが現れないのか

あの、少しタレ目の金髪ツインテールのかわいい女の子を誰も助けないのか、

それはもちろん、現実はそう簡単にはいかないからだ

それではなぜ私が助けないのか

それの答えは簡単だ、私には彼女を助ける、勇気も度胸も持ち合わせていないからだ

どーしよっかな

そう思った瞬間、女の子と目が合ったすると

「もぉ!遅いよぉ、ずっと1人で待ったんだからねぇ!」

と、その子は私の手を取って走った

「ちょっ!えっ!」

私は理解できずにいた、そしてやっと止まったと思ったら

「助けてくれたっていいじゃない!」

確かに怒られてもしょうが無いが私がそんなことできない、てゆうか大体の女子ができないと思う…

「てゆうか、その制服、姫と同じ学校じゃん!尚更助けてほしかったぁ」

「えっ…あぁ、ごめんね?」

「別に謝ってほしいわけじゃないけど?確かに姫だったら無視するけどぉ」

はぁ!?どゆこと!自分は無視するするくせに助けろですって!何この子かわいいと思ったけどブリっ子かよ!

「まぁ、いいけど、姫はどうせ助けてくれるような友達もいないしね(小声)」

「えっ?なんか言った?」

「何もいってないわよ!」

なんかわかんないノリでこのブリっ子?と一緒に学校に行くようにな流れになった