相談できて良かった。


心からそう思えた。

私に怒ってばかりの加奈ちゃんも、私を心配してくれてるってわかって…


やっぱり2人とも大好き。



「ありがとう。」


私が呟くと2人は笑ってくれた。


ちゃんと頑張らないと。


そんな晴れ晴れとした気持ちとは裏腹に、雲はどんよりとした色に染まり、しとしとと雨が降り出そうとしていた。



「うわー…やってきたね、また。
ジメジメした湿気の季節が。」


「そーだねぇ。」


何か…悪い事でも起こらなければいいけど。