「は、はいっ。」
君は可愛い声で返事をした。
「じゃあ。」
そう言って友達の方に歩いていった後、声可愛かったなとか名前聞いた方が良かったかなとか…
頭の中がぐるぐるだったのを覚えてる。
そして、最近では俺の友達もこの時間で来るようになったり、君の友達も来るようになった。
あの秋からこの春まで、何も進展はしてない。
進展した事といえば、俺の片思いが今までの新記録を達成したということだ。
ん?これは進展じゃなくて自分のどうでもいい成長だな。
「なー、桜樹!」
少し興奮気味に話しかけてきたのは、林 真琴。
「どうしたよ〜。」
ゆるゆると返事をしたのは林 真也。
真琴と真也は双子で、見分け方は真琴が茶髪で真也が銀髪だということ。

