―――あれ?

星降る夜空に右手を伸ばしてみる。背中はふかふかとした草にあたってる。でも...

『私って家でたばかりやったような...?でもって車道やったような...?』

ようなっていうか確かにそうやった。

何が起こったん…?

ザッザッ

「何者だ!?」

『ひぇっ!』

急に凛々しい声が聞こえてきた。

「文乃心……こいつの服…」

「??!!」

もう一人おったん?!ってか逆光で相手の顔が見えへんねけど。ってか何に驚いとん?

「お前まさか……」