学園の王子様と天然なお姫様♡

私はそのまま家にかえって、
お風呂にはいった。
あーわたしは早速失恋しちゃったな。
あー!
それも、川岸先輩は梨々果が好きだったなんて。それは、予想してなかったよ。
わたしは髪を乾かしながら、梨々果に電話をした。
「もしもし。」
『もしもし?かれん?どーしたの?』
「あのね、あたし....」
『ん?なにー?もしかして、泣いてるの?』
「あたしね。川岸先輩と失恋しちゃったよ。」
『え?』
「それもね、川岸先輩がすきなひとは....」
『大丈夫!私は、花恋の味方だよ!その川岸先輩の好きな人はほっとけばいいんだょ。』
「ちがうのっ!その川岸先輩の好きな人は梨々果なのっ!...」
『え?』
「幸せになってね!」
あたしはわざと明るくいった。
『ちょっと。かれ....プツーツー』
私は梨々果の話を最後まで聞かずに電話をきった。
話すのがこわい。
わたしは最低だ。
あたしの八つ当たりでこんなことになってしまった、
梨々果はわるくないのに。
梨々果、ごめんね?
今日まで、許して?
本当にごめんなさい。
おやすみ、
わたしはねむりについた。