学園の王子様と天然なお姫様♡

それから、わたしは
柊くんについて色々な人にきいたところ
柊の苗字は川岸くん!
3年だから川岸先輩という!
わりとモテるが、そんなには、
もてないそーだ。

とそのとき、
「かーれん♪」
「わっ!」
ゴンっと同時に背中に
何か違和感が...
振り返らなくてもわかる。
「なーに?梨々果 」
「へへっ!ビックリしたぁ?」
「うん!とーっても!」
この子は梨々果。
ストレートで茶色の髪を二つに
結んでいる。あたしと同じでファッションが大好き。
梨々果は、元気でもてる。
わたしの、中学からの親友。
「って、りりかー」
「ん?なにー?」
「川岸先輩わかる?」
「あー、今日舞台にあがってたあの黒がみの?」
「そうそう」
「わかるよ!わりとモテるみたい!」
「えっそうなの?」
えーー!
あたしの、恋叶うかな。
そして、梨々果がいきなりにやと笑い、
「好きなの?」
「へっ?」
「好きなんだー。ふーん」
「ち、ちがうって、」
「ふふ。花恋はすぐ顔にでるんだから。」
「え?そんなに?」
「うんうん!やっぱ、すきなんだ?」
「う、うん」
「じゃあ、告白してよ、私はいつでも花恋の味方だよ。」
「ありがと。っってえー?告白?!無理無理!」
「無理じゃなーい!花恋可愛いんだから!」
「かわいい?!だれが?!」
「ふふ。花恋は鈍感なのね。」
「え?鈍感?だれが」
「ま、いいわ。それはおいといて、告白するの?しないの?」
「ゔーっ」
どうしよ?ふられたら?
初めてだし一目ぼれだし。
どーしよ!
まずは、話からしよーかな?
「梨々果。告白したい気持ちはあるけど、まだよく、川岸先輩のことわからないから、少しお話して、関わるようになって告白する!そのときは、よろしくね?」
「あったりまえじゃーん!」
と、わたしの、肩をたたいた。
大好き。ありがと
「梨々果だいすきー♡」
「な、なにいきなり。」
といって梨々果はふふとわらった。
「いや、なんでもなぁい」
とわたしも笑ってみせた。