佐伯に告白されて二週間が経とうとしている。

最近は、世間話？みたいなのも増えてきた。

梅雨ももう終わりかけていて、今日も外は晴れていた。

私たち、高1の教室は一階にあって、廊下の窓からは中庭が見えた。

その中庭が見える窓のところに、佐伯を見つけた。

「あ、佐伯！ヤッホー。」

私が声をかけて、私に気がついた佐伯は、ヤバイ、みたいな顔をして、

「こっち来るな！」

と、言った。

「え…、どうしたの？佐伯。」

私は佐伯の言うことを無視して佐伯に近づいた。

そして、佐伯の後ろ、中庭の人影に気がつく。

（あれ、武内先輩と…服部先輩？）

服部先輩は、サッカー部の女子マネージャーで、武内先輩と同じ高2。