女バス部がサッカー部に恋をした。

私、すっごいうれしい。


比べちゃいけないのかもしれないけど、遼にデートに誘われた時よりも、ずっと。


こんな気持ちじゃ、遼に失礼だよね。


そう、だよね。


「先輩、ありがとうございます。」


「いいよ、いいよ、気にしないで。」


そう言って笑ってくれる武内先輩は、とってもかっこ良くて。


さすが私の惚れた人だぁ‼︎


そんなことを思っていると、クラスの友達が呼んできた。


「真実、早く。弁当〜」


「だから食い意地張りすぎだって」


そう私は笑った。


笑っていたが、心の中には固い決心があった。