「えっと…、そういえば真実、遼くんとはどうなの?」


私と遼が付き合うことになった時、私は一番に美音に話した。(というか基本美音以外には誰にも言っていない。)


その時知ったのだが、美音と遼は同じ小学校だったらしく、美音は遼のことを名前で呼ぶ。


というか…なんであんたはそんな痛いとこばっか突いてくるんだ!


私は涙目になった。


「えぇ!?これもダメなの?」


美音はおいおい、と言いながら頭を撫でてくれた。


「私が聞いていいことだったら、いつでも相談に乗るからね。」


美音は私に笑いかけてくれる。


美音の笑顔が大好きだ。


私は少し落ち着いた。


「ありがとう。」


でもこれは、私一人で解決したいから、というと、


「真実も、大人に近づいてるんだね。」


と言ってまた笑ってくれた。