ざわざわと周りが騒ぎ出して、梨々香様の方を見る。 「大吾様っ。梨々香様っ」 恐らく花村社長の秘書であろう人と、執事が慌てて来ているのが見える。 彼等は二人のところに来て、一言二言呼びかけて、反応がないと分かると、「申し訳ありません」と言いながら二人を外へと連れ出して行った。