チラリと美智様を見ると、美智様に感じていた恐怖心はすっかり無くなっていた。 ……もっともな話、美智様の周りの方々で、いまいち分からないだけな気もするけれど。 「……ここは、我が公宮家主催の祝いの席。他家の婚約者披露の場ではないはずですが?」 雅斗様が重々しくそう言うと、流石に公宮家の代表は知っていたのであろう。 梨々香様の顔色が一瞬にして真っ青になった。