完璧男子と恋愛中



そう言って、体を反転させ、ゆっくりとその場から去った。

……いや、正確に言えば、去ろうとした。


8、9歩程度歩いた所で、

「……待ちなさいよっ。この私に恥を欠かせるなんて許せないわっ」

花村のお嬢様の声がしたのだ。



……まだするのかな。



内心で巨大なため息をつきながら、彼女の方を振り返ろうとした時だった。