佑斗の腕に自分の腕を絡める。 まるで、さっき彼女がしていたように。 「花村様。佑斗はいつ、梨々香様の婚約者になったのですか?」 にっこり笑ってそう聞くと、 「いえっ。そのようなことは、決してございませんっ」 と慌てて否定する花村社長。 ……このまま責めてもいいのだけれど。 この場の注目も集め過ぎているし、そろそろ終わりにしようかな。 頭の中でそう結論を下した。 ……よし、さっさと動いて終わらせよう。